\2022年に手塚治虫文化賞新生賞を受賞/
谷口菜津子先生の新連載「じゃあ、あんたが作ってみろよ」が熱い!
スタート時の勝男は、
それこそ物語変わればスカッと成敗されてしまうような、
時代錯誤の無意識男尊女卑、
性別役割規範が強い、
一歩間違えればただのモラハラクソ野郎なのだけど。
成敗された、
その後が描かれている、
珍しい作品です。
キャラクターもみんな魅力的で、
人間臭くて、
自分の中でめちゃくちゃ熱い作品なので、
ちょっと熱めにレビューさせてください。
とりあえず読んでみたい!!という人は、
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本記事は、
漫画「じゃあ、あんたが作ってみろよ」1巻(単話1話~7話)のあらすじレビューをネタバレありで執筆しています。
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」1巻をお得に読む方法もまとめています◎
- じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1話~7話)の作品概要
- じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1~7話)のあらすじレビューネタバレあり!人は本当に変われるか?→気付きと努力次第
- じゃあ、あんたが作ってみろよ第1話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!「無理~」化石男、現実を突き付けられる。
- じゃあ、あんたが作ってみろよ第2話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!イメージだけで決めつけていた「俺が悪い」
- じゃあ、あんたが作ってみろよ第3話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!南川とコークハイで「新しい扉が開く」
- じゃあ、あんたが作ってみろよ第4話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!鮎美の真実「あの子と出会う前ならば」
- じゃあ、あんたが作ってみろよ第5話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!鮎美の「私らしさとは?」を問う旅が始まる
- じゃあ、あんたが作ってみろよ第6話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!本物の「かっこいい」ってなんなのか
- じゃあ、あんたが作ってみろよ第7話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!どんな彼女も「大好きだった」
- じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1話~7話)の感想まとめ
- じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1話~7話)は無料で読める?お得に読む方法
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1話~7話)の作品概要
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻は、
現代に生きる女性の敵・男女役割規範が強い、
ひと昔どころかふた昔前ぐらいの、
化石のようなモラ気味男性の、
成敗された「その後」の話。
良い感じにイラっとポイントを的確についてくる、
主人公・勝男の、
「このままではヤバいのでは…?」の気づきから、
気が付くと「がんばれ」と応援している…
なんというマジックか…ッ
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻の基本情報
社会人カップルの勝男と鮎美。大学時代から続いた交際は6年目を迎えようとしていた。 同棲生活にも慣れ、そろそろ次の段階へ…と考えていた勝男だったが、そんな彼に訪れた、突然の転機とは―!? 慣れないながらに作る料理を通して、ザ・昭和男が今までの「あたりまえ」を見つめなおす、第26回手塚治虫文化賞・新生賞受賞作家、谷口菜津子の最新作!描き下ろし漫画も多数収録。
独特のタッチのイラストがかわいくてかわいくて♡
出汁のくだりとか、
めっちゃ面白いんですよねー。
料理を通して、
男女ともに自分の「当たり前」に直面し、
疑問を持つようになり、
変わりたいと願う。
ちゃんとしょっぱなからスカッとさせてくれるのだけど、
スカッとのその後が深い。
登場人物がみんな魅力的。
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻の主な登場人物
- 海老原勝男:ハイスぺだけど、前時代的性別的役割規範を持つ。
- 山岸鮎美:勝男と6年付き合った、勝男の「理想の女性」。
- 白崎:勝男の後輩。最初は勝男を「変われない人」と思い、避けていた。
- 南川:勝男と白崎の後輩。恋愛に奔放。最初は白崎と同じく、勝男が苦手だった
どのキャラクターも、
それぞれ個性的で、
嫌な奴がいない系の作品。
脇役も、
見守ったり、
気づきを与えてくれたり、
丁寧に言葉を紡いでるんですよねー。
「いるいるー」と思わせる、
リアリティしかないセリフと性格で、
めちゃくちゃ引き込まれます。
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1~7話)のあらすじレビューネタバレあり!人は本当に変われるか?→気付きと努力次第
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻の、
各話のあらすじレビューしていきましょう!
ネタバレありなのでご注意ください。
じゃあ、あんたが作ってみろよ第1話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!「無理~」化石男、現実を突き付けられる。
勝男は、自身が完ぺきな男であると自認していて、
ルックスもよければ、
実家も太く三男坊で、
稼ぎも悪くない。
条件だけで言えば、
所謂「ハイスペ男子」。
でもまぁ、
本来「完璧」な男なんて存在せず。
同棲している彼女・鮎美においしいご飯を毎日作ってもらいながら、
「すっぱいものが1つあるといい」とか、
「彩が欲しい」とか、
自分勝手なクソバイスを言わずにはいられない、
現代のイラっとポイントをきっちり攻めてくる男なわけで。
もうね、
「鮎美のために言ってる」ばりに、
余計な一言を押し付けてくるの。
うー----む。
なんで「自分でやればよくね?」っていう結論にならんのだ…。
要望があるなら、
自分でやればいい。
相手にやってもらってるのに、
自分がしてほしいことを、
「相手のため」とすり替えて押し付けてくんの。
UZEEEEEEEEッ!!!!
言われた手前、
鮎美は反論もせず、
優しーく受け流すんだよね。
勝男はこの鮎美が好きなのだろうけど、
鮎美がそれを言われてどう思うのかっていう視点がさっぱりないよなって。
鮎美も鮎美で、
自分の気持ちとか伝えようともしないの、
これはこれで勝男の勘違いを助長させる罪深き行為よな…。
で、
自分たちは上手くいってると信じてやまない勝男が、
突然素敵レストランのキャンセルが出たからと、
勝男の理想のプロポーズの器が整ったからってだけの理由で、
鮎美の都合とか全く考慮せず、
突然プロポーズをおっ始めるの。
結果→微笑で「無理」
勝男さんには
わからないだろうし
わかってほしいとも
もう思わないかな(引用:「じゃあ、お前が作ってみろよ」第1話)
これ以上の見限り宣言あります!??
しばらくは、
本当に鮎美に振られた理由が分からなくて、
勝男的通常運航で次の出会いを求めにいくも、
気持ちいいくらいに撃沈。
NGワード「筑前煮が作れる女性が理想」
自分は完ぺきで、
ずっとモテた人生を送ってきたのに、
ここにきて、
誰一人女性に相手にされないという。
。○(え…当たり前…)
自分がモテない世界軸を受け入れられない勝男が、
「っていう友人がいる」という体で、
同僚の白崎と後輩の南川にアドバイスを求めると、
「じゃあ、筑前煮自分で作ってみたらわかるんじゃないですかね?」
の言葉で、
勝男が実際に筑前煮を作ってみることから、
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の世界は広がっていくんですよね。
自分でやってみると、
本当に、
いかに筑前煮が大変で、
いかに鮎美が愛情を注いでいてくれて、
いかに鮎美が完ぺきだったのか、
涙があふれるほど気づくという。
でも、藁にもすがる思いでアドバイスもらって、
本当に筑前煮を作ってみて、
彼女の尊さを再確認して涙し、変わりたいと願う勝男は、
応援したくなりました。
もう遅いとわかってるのもね…
じゃあ、あんたが作ってみろよ第2話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!イメージだけで決めつけていた「俺が悪い」
鮎美が愛想をつかした自分から、
「変わりたい」と強く願う勝男。
いざ変わりたいと思っても、
鮎美はノーヒントで去ってしまったので、
どこがいけなかったのか、
自分の中には答えがなくて困り果てる勝男殿。
勝男の料理に対する固定概念は根強く、
家庭料理=女性がするもの
女性に料理してもらえない男=可哀そう
そんな価値観に支配されていて。
自分で弁当を作っている白崎に対し、
何気なく、
「彼女に作ってもらえなくて可哀そう」と言ってしまうという。
で、
にくじゃがをめんつゆで味付けるという白崎に対し、
めんつゆ使うなんて邪道じゃないのかと言ってしまう。
ここで白崎とのコミュニケーションは断絶されちゃう。
どうして怒らせたのかわからない勝男に、
白崎がヒントをくれるんですよね。
「めんつゆってどうやって作られてるか知ってますか?」って。
最初は答えられなかった勝男は、
これまた自分で調べてまたやってみるわけです。
めんつゆは簡単に作れたものの、
実際これを毎回やるのは面倒だと気付くし、
肉じゃがのレシピをこれまた調べて、
めんつゆと味付け工程一緒だと気付けた。
いかに自分がイメージだけで、
決めつけしてきたか、ようやく気付いたんですよね。
気付いただけでもすごいことだけど、
気付いたうえで、
自分の無知だったとちゃんと謝ろうとするんですよ。
勝男、えらい…。
ここで謝るという発想に行き着かないと、
変わるなんて土台無理なのだけど。
自分の無知のせいで、
相手を嫌な気持ちにさせたことに気づいて、
ちゃんと反省し伝えるの。
勝男の人生の中で、
大きな大きな「変化」だと思うんですよね。
海老原さんみたいな人って
たぶん何言っても
一生変わらないんだろうな~
って思ってたんだけどさそれって
俺の決めつけだったかも(引用:「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第2話)
勝男が変わろうと思って、
変わるために動いて、
あの人変われるかもしれないって思ってもらえるなんて。
なんてあったかい世界なのか。
変わっていく態度価値観を、
「変われるかもしれない」と見守ってもらえるって、
幸せなことだよなって思います。
優しい世界!
じゃあ、あんたが作ってみろよ第3話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!南川とコークハイで「新しい扉が開く」
勝男の後輩、南川。
彼女はいつでもなんにでもコークハイを合わせる女子。
勝男はコークハイをのんだことがなく、
そんな甘いものと食事が合うのかと疑問。
以前は「女としての幸せがー」なんて言っちゃったりして、
今時自分の幸せの探求型の南川から、
苦手がられてた勝男殿。
いつも通り、
コークハイなんて…と言いかけたところで、
白崎との一件、
「決めつけで相手を嫌な気持ちにさせる」という学びから、
ぐっとこらえて試してみようとするんですよね。
勝男の好き嫌いって、
結構決めつけ・イメージから来てるものが多く、
決めつけはよくないと学んで、
実際に試してみようって思うようになったんですよね。
これってめちゃくちゃ価値観の転換だよなーって思っていて。
20何年で凝り固まった価値観が、
実はただの決めつけだったのではと思うようになってから、
他人の価値観を否定しないように気を付けるようになってるんですよね。
すごー---い。
めちゃくちゃ人として成長している…。
勝男を見ていると、
刷り込まれた「常識」次第で、
素直な人間も嫌われ押し付け野郎に変わってしまうんだなって、
そんな風に思っちゃう。
自分で気づいて、
自分で常識の呪いを解いていく姿が、
本当に丁寧に描かれていて。
勝男に限らず、
鮎美についても、
自分を取り戻していく姿がとても魅力的に描かれてるなって。
当初、
「モツ」と「コークハイ」の二大好きなものが否定されて、
嫌な気持ちになった南川が、
目の前で「モツ」と「コークハイ」を見直し、
人それぞれ幸せの形があるのだなと、
勝男が気づいていく姿に、
南川もまた、
勝男の変化を見守るメンバーになっていくのがとても面白いなって。
愛しいとすら思えますね。
でも、世のモラハラ作品見ていると、
こんな勝男のように変われるケースは稀で、
実際も稀なのだろうけど。
ひとりでも多くのクソ野郎が、呪いに気づいてくれることを願うばかり。
じゃあ、あんたが作ってみろよ第4話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!鮎美の真実「あの子と出会う前ならば」
第4話は、
化石男勝男のふるまいをどういう風に鮎美が見てきたのか、
が垣間見れます。
モテに全振りして、
生涯かけて婚活に励んできた鮎美。
普通にかわいい。
普通は。
普通の…
普通とは…?
ある日、
美容院で出会った鮎美からしたら新人類・渚。
渚に突き付けられた、
「鮎美の普通って何?」の返答に窮することで、
自分軸って何だろうって鮎美は思い起こしていくんですよね。
モテに全振りして、
自分がどうありたいかより、
理想の男性と結婚するためには?と考え続けてきた鮎美。
好きな食べ物は?
好きな髪形は?
好きなものって何?
一つも答えられないことに、
鮎美は気づいてしまったんですね。
好きなものを饒舌に語る渚を見て、
なんだかうらやましく思ってしまった鮎美が、
「誰かのための自分」から、
「自分のための自分」に、
大きく変容を遂げるのろしが上がっていくという。
鮎美が好きなものって何だろう?から思いをはせて、
今まで自分がいかに他人軸に生きていたか、
痛烈に自覚したんですねぇ。
モラハラとか、価値観とかって、
やっぱり個人個人の問題じゃなく、
押し付ける人と、それにどっぷり依存する人がいて、初めて成り立つんだなってよくわかりますね。
じゃあ、あんたが作ってみろよ第5話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!鮎美の「私らしさとは?」を問う旅が始まる
勢いに押されて、
渚の誘いで一緒に飲みに出かけることになった鮎美。
鮎美は鮎美で、
自分軸を持つことなく、
他人からの評価「モテ」を基準に生きてきたんだよね。
確かにひと昔前は、
女性誌やファッション誌のメインは、
「モテ」るには?だったのに、
気づいたら、
「自分らしく」が重視されるように変遷していったように思う。
モテにフルbetしていた鮎美からしたら、
戸惑うのも無理はないよなぁ。
鮎美は、女子のお出かけといえば、
奇麗なお店に可愛いディナー、
おしゃれなカフェというイメージしかなく、
所謂「きたな旨い店」なんてそもそも候補にも挙がらない、
未知の世界だったけども。
渚は旨けりゃいい、楽しけりゃいいと、
自分が望むままにがつがつ攻めていってて、
そこかしこに、
ありのままの渚に集まる、
いろんな人の顔があって。
モテだけ考えて、
実は友達ゼロの鮎美からしたら、
異次元の世界なんだよね。
その異次元が、
知らなかっただけで、
旨くて楽しくて。
こんなものを旨くて楽しいと思う、
感性が自分に合ったことを初めて知ったんだよね。鮎美。
で、途中から渚の旦那が合流してくるのだけど、
無意識に今までの習慣で、
男性の前ではかわいく完璧であろうとする鮎美に、
引いたりうざがったりせず、
何のけなく「異性の前で態度変わる感じ?」と嫌味なく口に出す渚なのだけど。
鮎美も、
自分の嫌なところを他人に指摘されたにもかかわらず、
渚の屈託のない笑顔に、
そのまま絆されてモテ武装を脱いでいくんだよね。
そして、
モテの偶像として取り繕ってきた自分に対し、
ありのままでいて好きな男と結婚し、
友達に囲まれている渚をみて、
羨ましいという思いも芽生えてくる。
端々ににじみ出てくる素の鮎美が、
世間知らずでわがままちゃんなのだけど、
さらけ出す楽しさを知ってしまった鮎美が、
今までの自制した生活に戻れようはずもなく。
結果、
楽しくないことは耐え難いことになっていったんだよね。
だから、勝男のもとから去ったんだな。
楽しさを知らなければ、
こんなものってあきらめていけたのかもしれないけど。
心から笑うことの解放感、
楽しさを知ってしまったら、
今までの窮屈さには耐えられないよね。
自分を取り繕ううちに、「自分らしさ」が見えなくなってしまった鮎美が、個性を探して渚のところへ飛び込んでいくの。勝男にしたら「?」しかないだろうけど、私はとても応援したい!
じゃあ、あんたが作ってみろよ第6話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!本物の「かっこいい」ってなんなのか
5話の最後に、
偶然にも再会を果たした勝男(@モツ屋)。
鮎美はなんだか赤とシルバーの派手髪になっているし、
知らぬ男(渚の旦那)と一緒にいるし、
勝男は勝男で南川と一緒にいるし。
カオス…
颯爽と「お幸せに」と去っていった鮎美への反応を見て、
あ、元カノなのねと瞬時に気づく南川という。
翌日、
南川は白崎とランチをしつつ、
もっぱら二人の話題は勝男のことだけれど、
南川が見ると最近の勝男のお弁当はいつも筑前煮らしい。
それもそのはずで、
筑前煮の練習をしたはいいけど、
いまいちだし量できるしで、
何度も作って上達もできないし処理も困っているという現実。
筑前煮を食べながら、
勝男は勝男で、
知らぬうちにかけられた呪いに胸を痛めているんですよね。
勝男の呪い、それは…
人前で泣くやつがあるか
男やろうがいつかお前も一家を支える存在になるんや
耐えろ勝男
(引用:「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第6話)
男らしさの呪いに、
こうやって苦しめられてるんやね…。
人前で弱みを見せてはいけない。
他人に甘えてはいけない。
男とはこうあるべき。
こうやって、
勝男は男らしさの中に、
悲しみや苦しみを抑え込んで耐えてきたんだね。
けれども、
鮎美の一件があって、
変わりたいと願ったその瞬間から、
勝男も呪いに抗いだしたんだよな。
素直に「筑前煮がうまくできなくて困っている」って白崎に言えて。
その言葉を受けて、
料理で困っている勝男を、
料理で救いに行く白崎の優しさよ。
その料理を通した交流で、
「自分を省みれて変わりたいと思える海老原さんはかっこいい」
「さえない筑前煮を、おいしい料理に変えられる白崎はかっこいい」
お互いのいいところを見つけて、
褒めあえるようになったのは、
男らしさの呪いで孤立した勝男の心を溶かして言ってるなぁって。
泣いてもいいっていってもらって、
男らしさに縛られずに2人のまえでぐしゃぐしゃに泣くの、
人間らしさの芽生えというか。
なんかすごい良かった。
鮎美の料理の秘密もちょいとポロリしてるオチが料理を通したネタ感あってめっちゃよかった(笑)
じゃあ、あんたが作ってみろよ第7話のあらすじレビュー(ネタバレあり)!どんな彼女も「大好きだった」
勝男が和食にこだわるのは、
やっぱり育ちにあって。
出汁のおいしさが分かる父をかっこいいと思っていたから。
まぁ実際は、
海老原家でも要所要所でお母さんは手を抜いていたわけだけど、
手を抜いていても実際父は気付いていないという皮肉(笑)
鮎美も上手いこと手を抜いていたことが発覚したけれど、
勝男は裏切られたとか、そんな気持ちじゃなく、
何も鮎美のことを見ていなかったんだな。
情けない。
自省が先立つ気持ちとは!
失ってみて、
本当に分かったんだなって。
ここまでちゃんと自省できるの、
勝男、本当は素直で、
男らしさから解放されたかったんだなぁ…。
男らしさの呪いに苦しむ描写もちょいちょいあってさ。
育ちの呪いって、
知らず知らずのうちに根幹に巣くうから、
普通の人なら気づけないんだよね。
どうしよう、
ここにきてだいぶ勝男を愛しく思うようになってきたぞ…。
酒の席で、
同僚たちに自分にとっての「鮎美とは?」を聞かれたとき、
鮎美が一生懸命取り繕って隠そうとしてた部分も、
勝男は結構見ていて。
取り繕っていた部分ももちろん可愛いと思っていたし、
取り繕いきれなかった鮎美の零れてた本性部分も、
実際勝男はかわいいと思っていて。
モテとは離れた部分にも、
鮎美のことを可愛いと心底思っていたんだよね。
良くわからぬ間に振られても、
鮎美のいいところばかり思い浮かぶ勝男。
以前の勝男なら、
相手に責任があると思って、
変な未練の持ちかたしそうなものだったけど。
自分に至らぬところがあったのだと、
心の底から後悔してるからこそ、
鮎美のいいところばかり思い浮かぶんだよなぁ。
自分の手で料理をすればするほど、
鮎美の愛情を今更ながら理解できたし、
料理を通して自分の心を周りの人に渡していっている感じ。
勝男の自省の最たる願望が、
自分の料理を上達させて、
真心を乗せた心からおいしいと思う料理を、
鮎美にふるまいたいという。
これは反則ですよ勝男さん…。
読んでて目から汗が…。
本当に人間って体験することでしか、
相手の気持ちを心から理解する、理解しようとするって、
できないんだなぁって。
7話は鮎美と忌避してきたテキーラが引き合わせた出会いで、
幕引き。
めちゃくちゃ可愛いと思うようになってきた…ッ!
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1話~7話)の感想まとめ
さす九男が成敗される話ではなく、
失敗して、盛大に後悔して、自省して、変わりたいと願う、
今までにあまり見たことがない視点のサクセスストーリー。
ちゃんとイラっとポイントをを抑えつつ、
そこから変わろうともがく姿はもはや愛おしいものもあります◎
他人軸で生きてきた鮎美が、
自分とは何なのか?を取り戻していく姿も、
とても愛おしい。
料理を通じて、
人と人の心の交流を丁寧に描いていて、
登場人物がみんな個性的で魅力的で、
何より、優しい世界。
変わっていく勝男を応援しつつ、
本当の自分に目覚めた勝男と鮎美が、
元サヤルートないかなーとひそかに期待してる(笑)
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1話~7話)は無料で読める?お得に読む方法
下記に「じゃあ、あんたが作ってみろよ」1巻の配信状況をまとめています。
じゃあ、あんたが作ってみろよ1巻(単話1~7話)の配信状況
とりあえず読んでみたい!!という人は、
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