まい子×鍵谷カップルのキュンキュン展開継続中の「瓜を破る」5巻。
もうそれ付き合ってると違うの!?とつっこみたくなる気持ちを押さえつつ、
初々しい二人の距離の詰めかたにほっこりします。
付き合う未満の頃は知らないことだらけですべてが新鮮だからいいものの、
新鮮味ブーストがなくなったあとでも、
自分にがっかりしないだろうか、嫌われたりしないだろうかという。
心の持ち様の部分ではあるけれど、
お互いコンプレックスを抱えていて必要以上に心配してしまうという。
やきもきするけど、応援したい!
>>32歳処女、自分のコンプレックスと戦う瓜を破る1巻のあらすじを読んでみる。
>>女の友情は一筋縄ではいかない?瓜を破る2巻のあらすじを読んでみる。
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読了した感想。
アラフォー女城主の気持ちもよくわかる…
瓜を破る(うりをわる)5巻 作品の概略
瓜を破る(うりをわる)5巻の基本情報
新築マンションも、世界一の愛猫も、物思いにふける夜も…すべて自分ひとりで手に入れた、私の幸せ。猫と暮らす40代の沢は、身なりを美しく整え、会社での地位にもおおむね満足した独身生活を謳歌している。いつも余裕しゃくしゃくで周りからの信頼も厚いが、ふとした瞬間に別の顔を覗かせることも。時には遠回りしながらも、自分にとっての最適を探し求める、現代の冒険譚。
(引用:芳文社『瓜を破る』作品ページ)
「瓜を破る」5巻はEpisode29~35を収録しています。
好きって面倒くさいかも…とあれこれ悩むうちに思い始めたところで、
実際に会ってしまうと面倒だった気持ちも、
うじうじ悩んでいたことも吹き飛んでしまうほど、
お互いの存在という彩りを意識する二人。
やっとの思いで映画デートを引き寄せた二人からスタートしています。
瓜を破る(うりをわる)5巻の主な登場人物
- 香坂まい子…32歳処女OL。経験がないことがコンプレックス。
- 鍵谷さん…まい子の会社に出入りするコピー機メンテ会社の契約社員。かつてプロ棋士を目指すも挫折し自己肯定感が低い
- 染井さん…まい子の会社のママ社員。漫画を描く趣味がある。
- 沢さん…まい子の会社の40代独身、バリキャリ。最近自力で新築マンションを購入。
5巻はまい子と鍵谷さんの清く尊い映画デート、
ママ社員・染井さんの結論、
バリキャリ・沢さんの葛藤などで構成されています。
同じ女性でも、年齢立場が違う登場人物たちですが、
誰の言い分も思いも全部リアル。
様々な女性の生き方、選択をリアルにキャラクターに落とし込んでいるから、作中の中に絶対一人は「自分」がいるはず。
染井さんの幸せの結論にほっこりしました。
他人がキラキラ見えるのはしかたがない。でも、自分の幸せは見失わないようにしたいですね。
瓜を破る5巻ネタバレ感想!大人の純愛は尊い
瓜を破る29話(Episode29)ネタバレ「キスの距離になりたい」
まい子と鍵谷さんの映画デートの日。
なにかのついでではなく、自分と会うためにおしゃれしたり準備してきてくれている鍵谷さんにキュンキュンしっぱなしで、
好きだと思えば思うほど、
触れたい・キスしたい欲求がもくもくと沸き上がります。
勢いで、とか、
たまたま、とか、
そんな風ではなく、
自分を想って自分のために何か準備してくれるって、
嬉しいですよねぇ。
自分だけが一方通行じゃなかったって思えるし!
相手から「自分への思いやり」を感じると、
なんだか安心します。
お互い「そういう目的」だと思われたくなく、
必死で煩悩と戦います。
お互いの気持ちは同じなのに、
言葉に出さないとホントに伝わらない(笑)
はたから見たら遠慮しなくていい状態なのに、
確信がないと動けませんよねぇ。
映画の良さを語りたい!と、自然な流れで食事を一緒にすることに成功。
映画にたいする姿勢が似かよっているということを知り、
とても話は盛り上がります。
お互い自然な流れであろうと不自然になっているの、
最高に可愛いですが、
初々しいですねぇ。
ノリに任せてまたカジュアルに家に誘ってしまう当たり、
どんだけ相手と一緒に居たいのよって、
傍目にはほっこりしちゃいます。
つい先日まで、名前と仕事しか知らなかった鍵谷さんのこと。
色々話せて嬉しいと素直に伝えます。
言葉に出すって大事ですよね。
言葉に出さないと、後々後悔することが多いから。
下心以外の気持ちは積極的に伝えようとするの、
自分が鍵谷さんだったとしてもきゅんきゅんするだろうなぁ!
触れたい、キスしたい、そのさきも…
と煩悩がうずくこともあるけれど、
今はこうやって楽しく話せる距離感で十分幸せと噛み締める二人でした。
けれども相手に引かれたくなくて必死にごまかしあってる。同じこと思ってるのに見事に空回っててかわいすぎる
瓜を破る30話(Episode30)ネタバレ「肝心なときにいつも」
楽しい時間はあっという間にすぎ、
気付けば辺りは暗くなってきました。
先日まい子に借りた笹団子Tシャツを返し、
最寄り駅でそれぞれの路線に乗り換えるため、
今日はここでさよならです。
鍵谷さんから返却されたTシャツに、
鍵谷さんの残り香を感じて帰りたくない気分になっちゃうまい子、
におい記憶ってホント心を揺さぶりますよねぇ。
においって存在を一番感じるというか。
帰りがたくなったまい子は、
近くの公園で座ると…
「鍵谷さん!?」
お互い考えること一緒過ぎて可愛すぎやしませんか…?
何となくバイバイしたはいいけれど、
お互い何となく余韻に浸りたい気持ちだったって気づくと、
嬉しさしかないですよ。
ふれあう手。
キスができる距離。
高鳴る期待。
でもここは公園で、周囲の視線が気になり、
ハッと我にかえるのでした。
勢いで!とならないのが、大人だよなって思います。
中高生だったら、したい!と思ったら周り目もくれずやってのけてしまうのだろうけど。
2人ともアラサーで、
現実も周りも見えちゃって。
勢い任せができない大人のピュア恋って、
難しいなぁ!
そのタイミングで…
鍵谷さんの電話がなります。
上手くいかないもんですねぇ!
あと一押しで進展できただろうに…
そうそう簡単にいかないのも、
大人の恋愛ならではなんでしょうね。
名残惜しいけれど…
鍵谷さんは触れるだけのキスをまい子にし、
急いで仕事に向かいます。
その心中は、
「いつも大事なときにこうだ」と、
常々の自分のタイミングの悪さを呪う鍵谷さんでした。
鍵谷さんのせいな余地は少しもないんですけど…
ツイてないとか間が悪いとか、
なんだか自分のせいな気がしちゃうんですねぇ。
いったら言ったで「マジで救世主です!」なんて言ってもらえて、
最終的には「来てよかった」と思いながら帰ることになったわけですが。
なんか、タイミングが悪いっていやになった自分が、
誰かに盛大に感謝されて、
やってよかったって思えるの、
仕事の醍醐味ですよね。
瓜を破る31話(Episode31)ネタバレ「心のざらつき」
花火大会に浴衣の鍵谷さんを想像し、
一緒に行きたいなぁと思うまい子ですが、
塚田ちゃん、染井さんは
「花火大会は恋人や家族との参加は疲れるからナシだなぁ」と消極的です。
自分も塚田ちゃん、染井さん派(笑)
花火大会みたいな人混みは子連れには難易度が高いです。
一方、鍵谷さんは日曜夜に急きょ訪問したお客さんのところに定期訪問していました。
「救世主」って言ってもらえていい気分になったうえに、
自分の仕事の結果、お客さんの仕事の成功につながったなんて、
嬉しいですよねぇ。
嬉しさだけでも十分なのに、デートのネタまでもらえて、
鍵谷さん、持ってるじゃないですか!
画面は切り替わって、仕事帰りの染井さん。
まだ遊ぶと駄々をこねる娘の横で、
娘のお友達のお迎えが来ます。
そのママはとても身綺麗にしていて、
子どもに対しても余裕があるように見え、
「私とは大違いだ」と思ってしまう染井さんでした。
これあるあるですよね。
身綺麗にしているママってすごく余裕があるように見えて、
羨ましくて眩しくて、
ふと…自分は…って卑屈になっちゃうの。
同じように子育てで追われているはずなのに、
その余裕はどこから…?って思っちゃいます。
怒涛の夕方~寝かしつけをこなした染井さん。
家族が寝静まった後、最近は何となく以前見つけた元カレのSNSをチェックするようになりました。
軽い気持ちなんですよね。
何となく、今までの人生で関わり合った人、
特に友達とか元恋人って何となく何してるかなって覗いちゃうの。
付き合っていた頃と変わらない、
ラーメンと仕事告知だけのサッパリとしたつぶやきばかりなのに…
ただならぬリプライの動き。
検索窓を開けて、元カレの名前を検索してみると…
「本日漫画家のキヨカワ隣太郎さんと入籍いたしました。」
※キヨカワ隣太郎は染井さんの元カレ
染井さんが「こうなりたい」と思っていた漫画を描いている、
売れっ子女性漫画家と入籍したということを知ります。
めちゃくちゃ心がザワザワする
(引用:「瓜を破る」5巻)
一晩明けて、何の変哲もない染井さんの日常が始まります。
心のざらつきは晴れぬまま。
日常は大事だけれど、眩しい強者たちの幸せの絶頂にざわつく心…。
自分にも覚えがあり、染井さんの心境よくわかる
瓜を破る32話(Episode32)ネタバレ「いらだち」
「一人暮らしで猫飼ったら終わりじゃない?」
誰の言葉か思い出せませんが、
新築マンション一人と猫一匹で暮らす40代沢さんは、
多幸感にあふれています。
バリキャリ沢さん、
部下のミスも華麗にカバー。
できる人って老若男女問わず尊敬できる!!
沢さんはいかにも、仕事が大好き、
いつでも一線に立ち続けていて、
自身に満ち溢れています。
けれども、
社運を賭けた一大プロジェクトで、
同僚にリーダーの座を譲らさせられてしまい、
表情を失う大ダメージです。
納得がいかない沢さんは、
頭の中の怨念が表情にまで反映してしまい、
いつもの余裕はどこへやらの能面状態。
バリキャリで涼やかに見えて、
内面めちゃくちゃ闘争心むき出しなんですねー!
仕事が出来るのに、完璧じゃない感じがまた人間臭く、
沢さんのエネルギッシュな感じを引き立てていますね。
イライラしたまま、仕事に打ち込んでいると、
沢さんがコピーした印刷物がなく、
自分のペースが乱されイライラはMAXに。
しかも、印刷物を誤って持ち去ったのは、
自分がリーダーになれなかったプロジェクトを支えるメンバーに抜擢された側の、
原くんというおまけつき。
イライラが頂点に達した沢さんは、
用済みになってしまった印刷物を原くんから受け取るやいなや、
目の前でゴミ箱に捨てるという暴挙に。
うぉう!完璧と見せかけて、
感情むき出しの沢さん。
よっぽど悔しかったんですね。
でも当たり散らすのはダメですよ…
あまりの怒りように唖然とした原くんは、
申し訳ありませんでしたと沢さんの横顔に謝罪するのでした。
沢さんの頭の中は、「やってしまった…」と大後悔。
イライラが制御できずに態度に出してしまった自分の未熟さに、
人知れずくよくよしてしまう沢さん。
できる女なのに、完璧じゃない感じ!
沢さんも普通の女性感があって、
ホント現実と地つなぎなキャラクターだなって思っちゃいます。
ここで派遣の小平さんが卑屈な物言いをして、
きっぱり「そういうのやめて」と言えちゃう沢さん。
決して相手を完全に言い負かすとか嫌な気持ちにさせるではなく、
絶妙なタイミングですねー!
沢さんは、かつて卑屈な物言いの恋人と交際していた経験を思い出し、
嫌な気持ちでいっぱいになっていました。
その経験から、誰かと暮らすのはカンベンと思うようになり、
ようやく手に入れた快適な一人暮らしを手放したくないと強く思うのでした。
一人暮らしを選択するようになったんですね。
確かに件のお相手だと苦労しそう…
瓜を破る33話(Episode33)ネタバレ「面倒くささが断然勝つ」
翌朝、呼吸を整えて余裕のある女モードで出勤した沢さん。
昨日イライラを爆発させてしまった自分のフォローは、自分でする。
そんな思いから、昨日嫌な態度をとってしまったお相手、
原くんに謝罪し、お詫びとして今回のプロジェクトに使えそうな資料をまとめたと、
役立ち資料を渡しに来ました。
できる女ですね!
原くんも素直に助かりますって!
自分の失態は自分でチャラにする行いができるところが、
沢さんのできる女ポイントですね。
場面は切り替わり、沢さんのアフターファイブ。
今日は沢さんの友人・綾子と食事です。
「新築マンション買っちゃうなんて、鍾子はすごいねぇ」と話を振られた沢さん。
※鍾子(しょうこ)は沢さんの名前。
気をよくして、自分の家へのこだわりを嬉々として披露するのでした。
自力でマンション買って、
自分が最高に居心地がいい空間を作り上げていて、
こんな生活してみたいと思わずにはいられません。
沢さん、独身女性の憧れ全部持ってるなー!
また、愛猫・わさび子についても可愛さを語る沢さんに、
綾子は「鍾子がまさか猫を飼うとは」と、
沢さんが猫を飼っていることを意外だと言います。
なぜなら、学生時代の沢さん本人が、
「一人暮らしで猫を飼ったら終わり」といっていたから。
なんと沢さん、天つばだったんですね(笑)
若かりし自分、寒いと言っちゃう沢さん、
失礼だけど可愛いです。
自分が言っていたことをすっかり忘れ、
若かりし自分が「終わってる」という状況に今の自分があることに、
ちょっとダメージを受けてしまいました。
昔の自分に今の自分の生活終わってるなんて言われたら、
他の人に言われるより何倍もキツイじゃないですか!
帰宅後、「彼氏はいらないの?」について自問します。
自分に気があると言っていた男性は、
本当は彼氏としてナシではないのだけど…
今の沢さんにとって、
誰かと付き合うことがナシで、
自分が築き上げた快適空間を誰にも侵害されたくないという思いとともに、
1人で寂しいということよりも、
付き合うことのほうがめんどくさい気持ちが勝るようになっていました。
もう苦労したくないって思ってしまうんですね。
アラフォー独身女性、沢さんみたいな人っていっぱいいるんだろうなー。リアルですね。
瓜を破る34話(Episode34)ネタバレ「これが私」
小平さんは結構心の中で「この人はこうなんだろうなー」と想像しては、
自分の恋人として「アリ」「ナシ」をジャッジするようなものの見方をします。
鍵谷さんの仕事ぶりをみつつ、
地味で背も高くなく、給料も大して良さそうじゃないから、
私と釣り合うレベルで「アリ」だなと、
密かに思っているのでした。
実現するかはさておいて、
目の前の異性を自分の物差しで「アリ」「ナシ」ジャッジしてしまう感覚、
若いなーって思います。
はたから見たら「お前が言うな」かもしんないですけど、
誰しも恋人いないときはやっちゃいますよねー。
画面は切り替わり、
週末の染井さんファミリーです。
今日はファミリーインフラ最強の、
ショッピングモールへやってきました。
たまたま、そのショッピングモールの書店で元カレと結婚する美人漫画家のサイン会とエンカウント。
また、染井さんは自分の心が乱れるのを感じます。
言いたくもないのに、
「売れっ子」「お金持ち」「みんな面白いって言ってる」「美人」と、
女性漫画家を持ち上げる言葉を連ねていました。
自分の黒い気持ちを悟られたくなくて、
あえて嫌いな相手を持ち上げたりする自分の守り方、
とてもリアルだなって思います。
けれども、染井さんの旦那さんはスッパリと、
「自分は美人と思わない。自分はもっとたれ目で丸顔の方が好みだ」というのです。
それは、以前、旦那さんが染井さんの好きなところを教えてくれた時にいっていた内容と同じで、
染井さんの旦那さんにとっては、売れっ子美人漫画家より、
目の前にいる染井さんのほうがはるかに可愛い存在だということ。
染井さんの旦那さん…このタイミングでそのセリフ…
惚れてまうやろーーーッ!
自分の気持ちが落ち込んで、
自分が嫌いになって、
自分の嫌なところから目を背けるべく、
無駄に相手を褒めちゃう最悪メンタルで、
自分の好きなところを、
好きってズバッと伝えてくることの救いたるや!
自分がなれなかったものを手に入れた、
キラキラした人たちを見ては、
黒い気持ちが湧き上がってしまったけれど、
ちゃんと自分は幸せで、自分からの愛も、家族からの愛も、
目の前にあるのだと実感するのでした。
「手に入れたもの」の愛をしっかり再確認できてよかったです!
瓜を破る35話(Episode35)ネタバレ「不安な気持ちがせり上がってくる」
今日のまい子は友達の理乃と一緒にショッピング。
下着を新調しつつ、理乃はまい子に「例の彼はどうなった?」と鍵谷さんとのその後について聞いてきました。
心配をかけてしまったので、
まい子は理乃にその後の顛末を話します。
それからの関係はどうなったのかと、突っ込んで聞く理乃に、
「まだキスだけ…」とまい子が答えると、
「かわいい!」と即レスする理乃でした。
読者みんな思った!
キスだけでキュンキュンさせてくるまい子とか、
可愛いしかないですよねーー!
画面を開けた瞬間、まい子の顔が緩むので、
理乃にはメールの相手が一瞬でわかりました。
隠しきれない好きが可愛い!
まい子と鍵谷さんのエピソードは本当に可愛いしか感想がない。
語彙力奪われる。
メールの相手はお察しの通り鍵谷さんで、
おでかけのお誘いでした。
不器用でも、諦めないで、
ちゃんと「用事」作ってくれる鍵谷さん、
こんな風に思われたいですよ、マジで!
将棋だけの世界で生きてなくて、
普通の青年だったら、
鍵谷さんこの年まで絶対残ってないですって。
不器用だけどちゃんと相手を思いやれる、
行動できるってすごいことです。
デートしたり、キスをしたり。
けれどもお互いの気持ちは口にしたことがなく、
付き合っている確証もない、自分。
「付き合ってってちゃんと言った方がいいのかな」と悩むまい子でした。
友達とはキスなんかしないですから、
友達以上であることには違いないのだろうけれど、
好きとか付き合ってとか伝え合っていないから、
身分固まらない感じ、些細なことでも悩んじゃいますよね。
画面は切り替わって、
味園さんと辻さんのアフターファイブ。
どうやら真さんはタイから帰ってきて、
二人の関係は良好のようです。
ちゃんと真さん帰ってきてくれたんですね。
味園さん、思いが伝わってよかった…!
いつも忙しいからと真さんが味園さんに尽くしてばっかりな印象だったけれど、
家で騒動でちゃんと味園さんも真さんを思いやり、
言葉や行動で示すようになったんですね!
再び画面は切り替わり。
デート当日の朝の、鍵谷さん宅です。
アラームが鳴る前に、早々に目が覚めてしまったようです。
遠足の前に寝れない子ども状態(笑)
楽しみにし過ぎ感が可愛すぎますね、鍵谷さん!
1人分の朝食を用意し、寝癖を解いても、
まだまだ時間が余っています。
床掃除をするも、物がない空間の為即終了。
風呂掃除もするも、たいした時間つぶしにはなりません。
そうこうしているうちに、少し早いながらもいい時間になったので出発することに。
1人で電車に乗り待ち合わせ場所に向かっていると、
色々なことが頭をよぎります。
誰かのことをこんなにずっと考えているなんて初めてだ。
会えてうれしいという気持ちも大きい。けれど…
同時に
前より もっと不安な気持ちがせり上がってくる
(引用:「瓜を破る」5巻)
自分の自信のなさゆえに、
まい子がずっと一緒にいてくれるわけないと思う気持ちも漏れなくある。
夢が叶わなかった、
周りの期待に応えられなかった、
色んな過去が鍵谷さんの自信を蝕んでいるんですね。
はたから見たら、
ちゃんと行動してるし相手の気持ちも思いやれてて、
いい男できてるんですけどね。
大分早くついてしまった鍵谷さんですが、
それはまい子も同じだったようで。
遠くからでも、
まい子の存在だけははっきりと、
不思議と光って見えます。
会ってしまえば、さっきまでの不安は吹き飛び、
好きだと思う気持ちが、溢れるのでした。
好きになればなるほど、不安になってしまう2人。
相手の気持ちに確証がないから、気持ちを伝えるって本当に大事だなーって思います
瓜を破る5巻(単話29-35話)の感想まとめ
5巻は、3年間無気力に過ごしてきた鍵谷さんが、
「変わりたい」「かっこつけたい」「よく思われたい」という兆しが見えてきて、
考え方とかちょっとずつ変わっていく様が本当に尊い。
大人になってから、こんな風に思えるなって、
恋愛って本当にエネルギーの塊だなって思います。
沢さんの独身アラフォーのものの見方とかも、
あ、こういう人いるよなーって本当にリアルで。
最初から独身貫こうと思っていたわけではなく、
人並みに恋愛もして傷つきもあって、
結果として一人で居ることを選択しているのだなと。
そういう人少なくないだろうなぁと思いましたよ。
染井さんの「幸せ」の答えもシンプルで。
心のざわつきとかも、誰しもあって、
元カレが結婚したとか、ライバルが結婚したとか、
そういうのって、やっぱり妬み嫉みを一切排除せよって無理な話で。
それでも自分の幸せの再確認が、妬み嫉みに負けなくてよかった。
妬み嫉みに負けて、不幸に転落する人もいるだろうに。
染井さんがしっかり幸せ掴んだままでほっこりしました。
あと!まい子×鍵谷カップル。
お互いコンプレックスがあるから、常にポジティブにとはいかないところが、
やきもきする!!!けどそれが愛しい尊い!
もう付き合っちゃいなYO!!!
瓜を破る5巻をタダで読むには? 一番お得な方法
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