「かつて女の子だった人たちへ」はすべての大人女子の心に、
何かしか爪痕を残すこと間違いなし。
誰しも心のどこかにレミがいる…?
美しいことで全て許されるのか?
女の嫌なところやすさまじい建前っぷりを煮詰めたレミ。
とはいえ、自分勝手なところはあっても、
悪女とはいいがたいような気も…。
因果応報ホラー要素在り。
スカッともあるけれど、
レミの考え方も全部が悪じゃないなって思わせる、
リアルな心理描写にどんどん読み進めてしまいます。
コミックシーモアでは、
一番配信が早く、期間限定で1話無料で読めます。
\6月1日まで期間限定!/
本記事は「かつて女の子だった人たちへ」1巻(単話1~5話)のネタバレを含むあらすじ感想をまとめています。
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かつて女の子だった人たちへ1巻(単話1~5話)の作品概要
「女の敵は女すぎる」「こういう人いる」と、
リアルな描写が話題の本作品。
近年の大人女子向け恋愛漫画は「偽りの恋」や「私の最高の結婚」のように、
小説原作の本作の話題作は良作づくし。
「かつて女の子だった人たちへ」を含む、
大人の恋を描く電子コミック『Comic Lueur』というレーベルは、
2023年9月に発刊したばかり。
1月11日に現在、
かなり配信状況が絞られており、
確認した限りは楽天とコミックシーモアのみの配信になっています。
(2月以降、各サイトで配信が予定されています)
1巻はレミとユミの物語。
テンポよく、引き伸ばしもなく、
1巻でレミとユミの物語はほぼ完結しています。
(後日談(6話)が2巻にまたがりそう)
かつて女の子だった人たちへ1巻(単話1~5話)の基本情報
作画担当作品
『かつて女の子だった人たちへ』
原案:砂川雨路先生🖤黒表紙…分冊版(1話ずつ配信)
💜紫表紙…単行本版(5話分収録)今週、12/1(金)には「ユミとレミ」第6話がシーモアさま先行で配信予定です🔮
よろしくお願いいたします🙇🏻⋆꙳ pic.twitter.com/06M8DUcZCy
— 花衣ソノ (@hanai_sono) November 27, 2023
「この男、欲しいな――」
ネイルにメイク、ヘアスタイル……自分の見た目への投資を惜しまないOL・レミ。容姿への自己投資を惜しまないのは、それに見合った男性を捕まえるため――。ある日、幼なじみのユミから気になっている男の人をチェックして欲しいと言われ、ユミの同僚を紹介される。何の気なしに会ったものの、紹介された敬士はレミの結婚相手の条件どストライクのハイスペ!レミはなんとかして敬士を手に入れようと決意。ルックスのいいレミからのアプローチに敬士もまんざらではなさそうで……。華麗なる略奪愛の先に待ち受けるものは――!?
他サイトでは2月以降配信のところ、
コミックシーモアでは11月から配信してたんですね!(早)
いやぁ…
試し読みはじめるとホント止まらないので、
先行配信ありがたい。
かつて女の子だった人たちへ1巻(単話1~5話)の主な登場人物
- 久原レミ…美しさが女の価値と信じて止まない。頭の回転が速く、周囲の人間への値踏みが早い。ことごとくユミのものを奪いたがる。
- 仁藤弓…ずんぐりむっくりでキレイ目ではないが人望が厚い。レミのことを美人でなんでもできる自慢の幼馴染とも思っている。
- 松田敬士…ユミの同僚でエリート商社マン。イケメンで、スペック良し。レミのどストライク。
浮世離れしていない、リアルなキャラクター設定がすごい。
レミにせよユミにせよ、
こういう子いるよねって思わせるリアリティ。
松田も、
あ…そうだよね…
っていうリアルな裏で、
正直お互い表しか見せないから心が見えない。
美人と不美人の描き分けがすごいなぁ。
体形だけでも結構表現されてて、
それがまたキャラクターの命みがある。
レミについては主人公で、
レミ目線で話が展開していくので、
本音が見えるけれど、自分がユミの立場だったら、
どこまでレミの本心を見抜けるだろうか…
ユミの本心が見えないので、
ユミサイドも是非見てみたいなぁ。
かつて女の子だった人たちへ1巻(単話1~5話)のネタバレ感想!リアルなキャラクターがもはやホラー
かつて女の子だった人たちへ1巻は単話版1~5話を再編成しています。
各話のあらすじ(ネタバレ含)を感想厚めでまとめていきますよ!
かつて女の子だった人たちへ1話のあらすじ感想(ネタバレあり)!「この男欲しいな」計算づく美人の通常運航
1話目はレミの計算しつくされた美学が描かれていて、
ちゃんときれいであるために努力していることは分かるけども…
自分の利益不利益はきっちり使い分けている感じ。
あざといのだけど、
自分のストロングポイントを活かすには?を常に考えていて、
根っこの部分が自己中心的とはいえ、
努力に裏打ちされているようにも見えます。
きれいであることがレミにとって女性たる最高の価値で、
その価値の元自分の輝きを何倍にも見せるように動いているという。
レミ目線のモノローグなので、
レミが何を考えているのか読者は分かるけれど、
はたから見たら本心なんて見えやしないし、
どこからが計算でどこから素なのか全く見えないだろうなぁ。
そんなレミのもとに、
幼馴染のユミから会ってほしい人がいるというお声がかかり、
仕事終わりに久しぶりにユミに会うことに。
ユミは美しさが突出しているレミとは対照的に、
自分の美しさを誇示しよう最大化しようという女性ではなく、
清潔感さえあればあとは…といった感じ。
レミとユミは本来同グループに属しそうにはない間柄だのだけど、
幼馴染ということで何かと一緒にいることが多く、
そしてことごとくレミは美しさの暴力でユミのモノを奪ってきたという部分もあり。
というか、レミにとって女の価値は美しさのみで、
美醜で女としての上下をつけたがるというか。
そりゃ美しさがあるに越したことはないけれど、
美しさ以外にも人には優れている部分ってあるはず。
けれどもレミにとっては美しさが至高で、
美しければ何をしても許されると思ってる節があるし、
いつまでたっても美しさ以外の価値軸が見つけられていない気がする…。
優れているのが私なら
私の方が人気があって当然なのに
現実は違う(引用:「かつて女の子だった人たちへ」1話)
こんなことを子ども心に思いながらも、
「レミは美しい」「女は美しさがすべて」
幼少期からそう強く強く刷り込まれているレミは、
現実問題の答え(ユミの方が人が集まる)を追求しようとはせず、
自分より美しくないから女としてユミの価値は私より下という価値観に凝り固まったまま。
また、レミはユミが連れてきたユミの同僚男性が欲しくなり、
いつものように狩っていくのでした。
絶対ロックオンされたくない…
そして狙った獲物は逃さない感じ。恐ろしい。
かつて女の子だった人たちへ2話のあらすじ感想(ネタバレあり)!「ユミは下」正反対の幼馴染
レミの家庭環境が決して良好でなかった(両親の仲は冷え切っていた)が、
レミは両親に「レミは可愛い」「女は美しく愛嬌あることが最も重要」そう言われ、
いつだって美しさを最大限に引き出せるような育ち方をしてきた。
一方で、
ユミはずんぐりむっくりでも仲の良い両親の元、
大切に大切に育てられてきた。
ユミはレミより美しくない。
だからユミはレミよりいつも下なの。
その価値観はレミにとって絶対で、
揺るぎようもなく疑う余地もなく。
ユミが少しでも女として優位な部分が見えれば、
漏れなくレミは奪って我がものとする。
それが当たり前の2人の日常だった。
2話は、
レミとユミの根っこの部分が描かれている気がします。
美しさが最強で、
美しければ何をしても問題ない、
的なレミ価値観が。
一歩下がってみてみると、
美しさなんてその人の長所の1つでしかないのに、
レミにとってはそれがすべてなんですよね。
価値観の問題とは言え…
視野が狭すぎるの気づかないかな…
確かにレミも何もしないわけではなく、
美しくあるための努力はする。
結果ちゃんと美しいんだから、
私の行いは何ら問題がないっていう。
ユミからしたら、
全然話通じない相手だろうに。
価値軸が違うのだから、
もう言語が違うに等しいのにね。
自分は美しいと信じて疑わないレミは、
いつだって自分が主導権があって選び選ばれる立場だって、
信じて疑わないから、
松田のことも強引に手中に収め、
強引に同棲までもっていく。
松田が自分を選ばないわけがないっていう、
確固たる自信があるから既成事実さえ作ってしまえば思い通りに行くって、
思い込んでるだけなんだけどなぁ。
(当然レミはその事実に気づかないのだけど)
仕事も、美しさパワーが利かないと分かり切っている同性にはどう思われるとかお構いなしに一方的に仕事を振ったり断ったり。
で、不都合が生じると「可哀そうなワタシ(ワタシは悪くないけどね)」を演じ、
美しさパワーが有効な男性陣を味方につける。
同じ人間なのに、
美しさパワーが利くか聞かないかで印象がまるで違うの、
美しさが唯一の武器じゃないことの象徴なのに、
レミは全く気付かないんだよなぁ…
だから同性からは嫌われるのだよ…
というか、人口の二分の一に効かない長所がすべてなわけないじゃんよ…
で、
水面下でユミからまた好きな人を奪ってやったってほくそ笑んでるレミが、
ユミとガールズトーク(風)の盛り上がりを見せて、
表面だけでは「応援してる~」とか言っちゃうの、
もはや寒いんだけどね…
ここでもユミの本心は見えないから、
レミの思い込みである説もある。
何でユミは何も言わずにレミと居るのか?
ユミの本心が見えなさ過ぎてホラーなんだけど、
レミにはそのホラー感が全く見えていないよね。
かつて女の子だった人たちへ3話のあらすじ感想(ネタバレあり)!「それモラハラ」違和感は見ないふり
松田がユミと仕事の付き合いで二人で会うことになったと知るやいなや、
ユミのお気持ちを叩き潰せるチャンスだと、
しれっと「ユミが好きな松田は自分に夢中だ」と、
ユミに味噌をつけずにはいられないレミ。
松田を奪ったなら奪ったで、
静かにしとけばいいのに。
ユミを下げてより自分が高みにいる(気がする)快感を実感したいんでしょうね。
(めっちゃ性格ブスじゃんか…)
あれよあれよと松田と同棲まで漕ぎつけたレミだったけれど、
一緒に住んでみると松田に違和感を覚えていきます。
というか、
結婚まで押し切るために、
家にいてもなお自分の武器を研ぎ続けているレミ、
息苦しくならないのかなーって思っちゃいます。
素が鉄壁過ぎて、
はたから見たら本心がまるで見えないもんね。
自分が完璧に可愛く見えるにはどうするか、
何気にレミって常に緊張状態にある気がする。
というか、
出会って間もない、
正直素性もようわからん男とよく一緒にいれるなーって思っちゃうけどな。
色々話が出来過ぎてるじゃん。
でも、レミは自分はそのデキ過ぎを享受するだけのスペックがある(美しい)って信じて疑わないから、
違和感覚えても自分にとって都合が良い情報部分の松田を信じ込んでる部分があるよね。
自分は常にアンテナ張って、
予防線張ってまっせっていう気でいるけど、
松田の都合がいい講釈部分の裏は取らないんだから、
詰め甘々なんだけど、まぁ気づきませんよね…
とはいえ、自分は美しく要領がいいと思い込んでるレミは、
男という生き物をよく心得ていて(そう思い込んでいる)、
優良物件たる松田がおそらく女にだらしないであろうことは予想していて。
これまた自分が本妻と信じて疑わないもんだから、
何かあっても自分に有利に話が転がるはずだと疑わない。
まぁ、案の定松田には女の影がちらつくわけですが。
常に自分が上手だって思っていても、現実問題学歴も収入も俺の方が上とたたきつけられて本心何を思うんだろうね。
かつて女の子だった人たちへ4話のあらすじ感想(ネタバレあり)!「このクソブスが」ほころびが止まらない
同棲が始まって程なく、
松田は残業がかさむようになったし、
休日は何かと出かけてしまいなんだか同棲前より会えていない気すらする。
男女関係で上手くいかないことなどなく、
常に選び選ばれる立場だったレミからしたら、
何でなのかとイライラしてしょうがない。
とはいいつつも、
久しぶりにユミの「松田奪われてショック」を思わせる声を聴いて、
私はまだ上だと気持ちを持ち直したレミ。
自分が幸せじゃないことを認められなくて、
自分より幸せじゃない人がいることで安心するなど…
認知歪んでるなぁ…。
相手が不幸だろうが、
自分が幸せじゃない現実が変わるわけでもないのにね。
とはいえ、
予防線のためとはいえ、
勝手に恋人の持ち物にGPSをつけたり、
スマホを覗いてみたりと、
レミがやってることも、余裕がない女と変わらんよな。
松田に怪しい行動が散見されるようになり、
遂に禁断のスマホ覗きをしてしまうレミ。
もう色々関係性の末期と思わずにはいられないのだけど。
結婚を持ち掛けてみたり、
同棲をしてみたりするのに、
早くも末期って。
もう関係がスタートすらしたか怪しいレベルじゃない?
というか、
要所要所に見られる松田の詰めの甘さがさ、
レミへの必死さも感じないし、
レミを馬鹿にしている感じも見受けられるな。
バレても気にしないみたいな。
結果、
松田の浮気は黒で、
こともあろうか自分より女レベル(綺麗さ)が下のちょっとふくよかでファッションセンスイマイチな女が浮気相手と知り、
そんな相手に気持ちをかき回されたのかと怒り心頭。
自分よりきれいではない相手に負けるはずがないと思い、
相手を罵倒してなじったら、松田がごめんなさいというとでも思ったのか、
凄い剣幕だけれど。
結局「お前いうほど美人じゃないし」と、
レミ、あっさり捨てられちゃうっていう。
極めつけ、
押し合いへし合いで転んだレミは、
美しい顔に傷が…
松田がクズなのはお察しだけども。
クズに引っかかるのも、レミが世間知らずなせいなんじゃない?
かつて女の子だった人たちへ5話のあらすじ感想(ネタバレあり)!「テストがトラップに」ユミの本音があきらかに
もみ合いへし合いになったレミと松田。
こんなときさえも、
松田は相手の女を逃がそうと必死だし、
全くレミに気遣うこともなく。
捨て台詞として、
「(お前が勝手に見下してた)仁藤さんは結婚するんだぜ」と。
一番レミのプライドが許さない言葉を残して逃げていくという。
レミからしたら、
好きな人(松田)を奪ってやった、
自分よりいつだって下でカワイソウでなければならないユミが、
自分よりはるかに大きな幸せを手に入れたという事実。
松田もクズだけど、
どうしたらレミタイプの女が傷つくか熟知してるなぁ。
興味が無くなった女にはホント良い顔一ミリもしないんだな…。
ユミが自分を裏切った(勝手に思ってるだけだけどね)と知ったレミは、
地元に戻りユミを呼び出し問いただすと、
衝撃の事実が…。
ユミは松田がクズ男と知ったうえで、
レミが松田を欲しくなるように仕向けてたという。
令美は自分に絶対的な価値があると思っているよね
でも容姿は変化するんだよ
そろそろ意識を変えていかないといけないんじゃない?(引用:「かつて女の子だった人たちへ」5話)
ずっと見下されてるのも知っていたし、
ユミのモノばかり欲しがってるのもバレてた。
そしてこのコメント。
ずっと美しさの暴力に曝され続けてたユミの、
腹の底のこわーーーーーい感情…。
そしてそれが一番きまるよね。
飼い犬に手を噛まれるじゃないけれど。
見下していた相手に、
トラップを仕掛けられ、
大事な顔に傷がついたのに、
ユミは幸せの絶頂に向かっていくという、
このコントラストはキツイ。
まぁ自業自得っちゃ自業自得で、
因果応報っちゃ因果応報なんだけど。
というか、
顔さえよければ何をしても勝てるって、
そう思い込めてる時点で、思慮が浅いんだよね結局。
その思慮の浅さでは、
どんどん幸せは零れていくのにね。
顔の傷がしばらく治らなかったレミが、
隠せる程度に回復し出社すると、
普段の態度の悪さもあり(調子に乗って敵を作りすぎた)、
あらぬ噂も流され居るだけで辛い社内に…。
レミは美しくあるための努力やあざとい美学の軸はきちっとあるのに、それいがい空っぽだったんだねぇ…
あんなクズ松田に振り回されるのも、空っぽさが招いたことだよな
かつて女の子だった人たちへ1巻(単話1~5話)のあらすじ感想まとめ
レミはねぇ…価値観の問題で、
やっぱり美しさが至高っていうのから抜け出せなくて、
(実際美しさで恩恵も受けているわけだし。)
自分の視野の狭さがまるで見えてないんだもんなぁ。
美しい幼馴染に、
やられっぱなし奪われっぱなしだったユミが、
本当の幸せは奪われず勝ち逃げしたわけだけども。
レミいわく、
ユミは人畜無害の草食動物で、
人に害を及ぼさないことが褒めるべきところ、
みたいに評していたけれど、
毒の盛り方が策士過ぎて、
ユミはただただ被害者でいい人でーってわけではないんだなって思う。
さんざんやられてきたから、
復讐だと言われればそうかもしれないけど、
本当にいい人って、
やっぱり人をハメたりしないからさ。
因果応報とみるか、
ユミの腹黒とみるか、
意見が分かれそうだなぁ。
でもレミの同棲からの浮気されの顛末は、
なんか自爆な気もするなぁ。
結婚に急いで、見るべきところ知るべきところを、
見ないふり知らないふりして押し通した結果な気もする。
にしても、
松田がクズ過ぎてなぁ。
どうして見抜けないんだろうねぇ。
自分以外見てないからかな。
かつて女の子だった人たちへ1巻(単話1~5話)は無料で読める?お得に読むには?配信状況も調査!
先述の通りコミックシーモアではかつて女の子だった人たちへ1巻を先行配信&
期間限定で単話1話~3話が無料でした。
\登録なし!6月1日まで!/
他サイト含め、無料で部分的に読めるのは期間限定。
期間が過ぎても何度も読み返したい!続きが読みたい!という方は、
配信状況をまとめていますので、
お得にゲットしてくださいね!
2月2日以降、
順次電子書籍サイトにて配信が開始しましたよ◎
かつて女の子だった人たちへ1巻の配信状況
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